マルチモニターの活用Tips

マルチモニターを有効活用するためのTipsを紹介します。

 1.モニターは2つよりも3つ
 2.ワイドモニター
 3.モニターの高さは揃える or 正面のモニターだけを大きくする
 4.メインのモニターは正面に置く
 5.表示させる場所を決める & タスクバーに固定
 6.ショートカットキーの利用(Windows向け)
 7.ノートPCのキーボードは利用しない

■マルチモニターを有効に活用するためのTips

1.モニターは2つよりも3つ

  • デュアル(2台)モニター < トリプル(3台)モニター
  • デスク幅の理想は1600幅ですが、1400幅のデスクがあれば、3モニターの設置は十分可能です。
  • 1200幅でも、24型ワイド + 19型スクエア2台を両側に設置可能です。※
    ※机の真ん中に座るタイプのデスクを想定しています


2.ワイドモニター

ワイドモニターのメリット:
複数のウィンドウ/アプリを表示することができます。
画面上に多くの情報を表示できるため、スクロール作業が減ります。

3.モニターの高さは揃える or 正面のモニターだけを大きくする

どちらにもそれぞれ利点があります。

  • 高さを揃えることを重視するのであれば、同じサイズのモニターを3つ並べます。
  • 一番利用する中央のモニターの表示を大きくするのであれば、中央のモニターだけ大き目のモニター
    (27型,32型,40型)を設置します。※
    ※40型を設置する場合は、モニターの高さを下げる必要あり & 4Kモニターを推奨します。

4.メインのモニターは正面に置く

  • 3台の場合、メインのモニターは正面に置きます。
    →キーボード入力する画面は正面のモニターに、参照するだけものは左右どちらかのモニターに表示させます。
    →メールソフト、カレンダー、チャットなどたまにしか見ないものは、左右どちらかのモニターに表示させます。
  • 2台のモニターの場合は、メインとするモニターを正面に置き、左右どちらかに2つ目のモニターを配置します。
  • 横を見ている状態よりも正面を向いている方が体への負担が少なくなり、入力文字が表示されるモニターとキーボードの物理的な距離は近ければ首の動きが少なくなります。

 

2台の場合と3台の場合の例

 

5.表示させる場所を決める & タスクバーに固定

  • メールソフト、カレンダー、チャット、ウェブブラウザなど定番ソフトを、どのモニターに表示させるかを決めておくと、探す手間・時間が削減されます。
  • 定番のソフトを、画面の下側にある「タスクバー」に“ピン留め”して固定させることで、最短のマウスの動きで画面の最上位に表示させることができます。

6.ショートカットキーの利用(Windows向け)

アクティブ・ウィンドウ(=作業中のウィンドウ)に対して、お薦めのショートカットキーを一部紹介します。

  • ウィンドウズのサイズを変更:Windows キー + 矢印(↑↓ ← →)キー
    【Win】 + 【→】:ウィンドウ/アプリをモニターの右半分に表示
    【Win】 + 【←】:ウィンドウ/アプリをモニターの左半分に表示
    【Win】 + 【↑】:ウィンドウ/アプリをモニターに最大化
    【Win】 + 【↓】:最大化したウィンドウ/アプリを元のサイズに戻す、ウィンドウ/アプリを最小化
  • 最前面に表示するウィンドウ/アプリを選択:【Alt】 + 【Tab】
    直前に開いていたウィンドウが2番目に表示される
    Altキーを押したままTabキーを押す→ ウィンドウ/アプリを選択できる
  • すべて最小化:【Win】 + 【D】
    デスクトップ上に開いているウィンドウ/アプリを全て最小化

7.ノートPCのキーボードは利用しない

  • ノートPCに、外付けのキーボードとマウスを取り付けて、ノートPCは机の隅に置いておきます。
  • キーボードとマウスは、ワイヤレスがお薦めです (※コードの脱着が不要なため)

■Windows PCの理想の使い方

  • マウスを触っている時間を極力減らすこと。
    (理想は、マウスを使わず、キーボードだけでPC操作ができる)
  • 画面(ウィンドウ/アプリ)の切り替えを極力減らすこと。

■マルチモニター化することで、どれくらい生産性が向上するか

  • ダイセン工業での設計部門での検証結果
    1日(8時間)の図面作成  : 10枚 ⇒ 12.2枚 ⇒  22% 生産性UP!
  • その他の研究事例
    シングルモニターからデュアルモニターにするとテキスト作業において生産性が44%向上し、
    スプレッドシート作業においては、生産性が29%向上(Utah University, 2003
    1時間あたり5分の短縮することができ、従業員1人が1日あたり40分を別の作業に費やすことができる
    複数のモニタを使用することで、生産性が平均42%向上(Jone Peddie Research, 2017
    モニタを2台使うと、生産性とユーザーエクスペリエンスを高めたり、作業時間を短縮できる
    「デュアルモニタを使って生産性とユーザーの満足度を高める」DELL株式会社)